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虫歯が多い方は「将来残せる自分の歯が少ないかもしれない」と不安になるでしょう。そんなときに検討するのは「インプラント」もしくは「入れ歯」ではないでしょうか。

 

どちらも失った自分の歯の代わりになってくれるものですが、それぞれ何が違い、どのようなメリットがあるのか詳しくみていきます。

 

インプラントとは医療器具の名称

インプラントは歯の治療名と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は体内に埋め込む医療器具の名前です。インプラントは英語で、日本語に訳すと「差し込む」となります。

 

インプラントでは顎の骨に金属などでできた人工歯根を埋め込み、部品を取り付けた上に義歯をはめ込む施術を行うのが一般的です。

 

インプラントの治療は4〜6ヶ月ほどかかり、術後にはメンテナンスが必要になります。自由診療となるため、費用が高額になりやすいのが特徴の一つです。

 

インプラントは自分の歯のような感覚で噛めるのがメリット

インプラントは人工歯根を埋め込んだ上に義歯を被せるため、土台がしっかりしており、自分の歯のような感覚で噛めるのがメリットです。

 

セラミックやジルコニアを使って義歯を作ると、見た目的にも元から生えている天然の歯に見えます。

 

また、差し歯やブリッジだと健康な歯を削らなければいけない場合がほとんどです。しかしインプラントであれば他の健康な歯に負担を与えることはありません。

 

その他にもあごの骨が痩せるのを防げる、しっかり噛めることで健康面・精神面が向上するなどもインプラントのメリットです。

 

インプラントと入れ歯の違い!よく噛めるのはインプラント

虫歯や歯周病などで歯を失った場合、一般的にすすめられるのは入れ歯です。

 

入れ歯はインプラントのように人工歯根を骨に埋め込んだりはしません。硬質レジンなどで作られた人工歯の両脇につけられたバネを、健康な歯にひっかけるような形で歯列内に入れ込みます。

 

そのため、浮いたような感覚になり、自分の歯のように物が噛めないのがデメリットです。総入れ歯となると、粘着のある食べ物を食べたときに、入れ歯がまるごと取れてしまうこともあります。

 

入れ歯はインプラントに比べて料金が安い点がメリットではありますが、一時的ではなく、将来的なことを考えると、費用は高くてもインプラントにしたほうが食事や精神面に影響を与えにくいでしょう。

 

インプラントか入れ歯か自分に合ったものを(まとめ)

将来的に考えると、入れ歯よりインプラントのほうがメリットが多いと言えます。しかし費用が高額になりますから、まとめて何本か失ってしまった場合は、歯科医とよく相談をして入れ歯かインプラントかどちらが良いのか考えてみましょう。