歯科医院の定期検診で、「唾液の検査」をおすすめされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
唾液検査では、日本人が歯を失う原因の第一位である「歯周病のリスク」がどれくらいあるのかを確認できるため、早めに対策を練ることが可能です(永久歯の抜歯原因調査報告書2018 / 8020推進財団 参照)。
その他にも、「むし歯のリスク」、さらに口腔内の清潔度に関する数値データによって「口腔内の状態」を客観的に知ることができます。
検査の所要時間は約5分ほど。お水で口を数秒すすいでいただき、検査をします。
つまり唾液検査とは、むし歯や歯周病のなりやすさを事前に知ることができるのです。また検査結果を参考にしながら、適切な治療計画をたてることができます。
唾液検査で歯周病菌の種類や数を調べれば、どれくらい歯周病の発症リスクがあるのかが分かります。
位相差顕微鏡での検査を併用すれば、プラーク(歯垢)の中にどんな細菌がいるのかを見ることができるのです。
(※当院では位相差顕微鏡と唾液検査をセットにしたリスク管理検査もございます。)
プラークの中で歯周病菌「スピロヘータ」などが活動しているのが、目で確認できます。
歯周病治療の前後に唾液検査を行うことで、細菌数が減少を数値で確認できますので、治療の成果が目に見えてわかります。
歯周病は自覚症状がなく、早期発見しにくい病気です。
痛みがでてから歯周病に気づいて治療を始めたら、「歯を抜く」なんてことも……。
手遅れになる前に、現状を把握して早めの治療計画を立てられますので、早めの唾液検査をおすすめします。
唾液検査で唾液のpH(ペーハー)を調べると、口内の酸性度・アルカリ性度が分かります。歯にとって、口内の「酸性」環境は悪条件となります。口内を「中性」に戻して歯の表面を修復してくれるのが 唾液です
唾液が酸性であれば、むし歯になりやすい口内環境だと知ることができるのです。
アンモニアを測定します。アンモニアは多くの細菌が産生します。そのため、お口の中の細菌の数と、口の中の清潔度と高い関連性があると言われています。
また口臭が気になる方は、唾液の分泌量が少ない可能性があります。
口臭は、歯科治療で改善できますので、ご相談ください。
唾液検査は、お口や歯の健康維持だけでなく、全身の健康状態を保つためにも役立っています。
いつまでも歯やお口の健康を守り、快適に暮らすためにも、この機会に唾液検査を受けてみてはいかがでしょうか。
久喜市河原代のとし歯科医院では、リスク管理検査を行っています。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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